Atmospheric Chemistry Group, ISEE & GSES, Nagoya University | Japanese/English |
PM2.5などで知られる大気中の微粒子は、
雲粒ができる際の核になるなど、
その物質科学的な特徴に応じた働きによって、
気候や気象に作用し得ることを知っていますか?
大気中に漂う微粒子(エアロゾル)は、水蒸気を取り込んで雲粒となること、太陽光を吸収、散乱することにより気象や気候に影響を及ぼしています。これらの作用は、エアロゾルの数濃度に加え、構成する物質の種類や特性によって左右されます。
私たちの研究グループは、エアロゾル質量分析などの先端的な計測技術を活用した野外観測や室内実験によって、大気エアロゾルの動態を、その物理化学的な特性や、化学組成に関与する反応過程と合わせて明らかにすることを目指しています。私たちは、「物質科学」の視点を取り入れた研究を通して、エアロゾル粒子の気候・気象に対する影響の理解への貢献を図ります。
★共に研究に取り組む大学院生(前期・後期課程)、卒業研究生を募集しています。研究室の見学を希望される方は気軽にご連絡ください。(詳しくは、"Join Our Group"のページをご覧ください。)